今年の住民検診で一字だけは県からの皮フ科検診とのだきあわせの検診となりました。住民検診会場に顕微鏡を持ちこんでの診察が始められ必要な人はくすりも投与されました。その検診であまりの水虫患者の多さに琉大病院からいらしたという医師もびっくり。午前中に早くも持参した薬を全部使い果たしてしまい後は診察所に紹介するという多さでした。県の資料によると昨年は人が皮フ検診を受けその中で72人(2.09%)が水虫だったとのことでした。読谷では398人中61人(15.3%)が水虫でなんと7倍も多いという結果でした。「どうしてこんなに多いんでしょうか」と先生へ聞いてみますと水虫で死ぬことはないから……
かゆ~い症状がとれる間だけ治療してそれで治ったと思いこんでしまう傾向にあること等の返事で一回の検診ではどうして多いのか何ともいえないとのことでしたが……水虫は白癬菌というカビによるもので、細菌よりやや大きく、皮フの角質を食べて成長。人間の体の表面は角質でおおわれておりそのカビかつく場所で名前がかわる。手足では「水虫」体の場合「たむし」「ぜにむし」頭の場合「しらくも」と呼ばれます。水虫は白癬菌がつく場所によってかゆみ等の症状が違っている。非常にかゆいのは指の間にできる指間型と足の裏に小さな水泡ができる小水抱型、かゆみも痛みもないのは皮フがぶ厚く固くなる角化型と爪の水虫。水虫の治療は指間型や小水抱型では毎晩入浴して清潔にした皮フにぬり薬をつけること。最近の薬はよく効き約二週間で症状はとれるが原因となる菌は皮フの角質の奥のほうに潜んでいる。菌が生きている限り再発をくり返すので二~三ケ月は根気よく薬をぬること。角化型や爪の水虫では冷り薬がなかなか浸透せずその為六~一ヶ年飲み薬で治療するとの事で治せる病気です。民間療法で酢に足をつけると水虫が治る等あるようですがカビは酸性の環境でよく繁殖するので西洋医学の立場からは酢が効くという理由は考えられないとの事です、その他に砂浜を歩くと水虫がなおるともいわれます。白癬菌は一番27度~30度で繁殖し40度を超すと死ぬことから考えると夏の砂浜は40~50度を超えるのでそのLLを小くことで皮フの表面の菌は死にます。しかし角質内部の菌は生きてしばらくするとまた再発し一時しのぎの効果しかありません。水虫の治療の問題は症状かなくなると治療する気がなくなること、治療しないということは菌の貯蔵庫をもち感染源になって周囲に大変。きちんと治したいものです。また毎日の生活は清潔を心がけ白癬菌の住みやすい場をつくらない二と◎靴は指をしめつけたり指の間を湿りやすくするハイヒール等をさけ通気性のあるものを選び案内ではスリッパ等にはきかえる◎くつ下等も木綿や麻の素材のを選ぶ◎浴室の足ふきマット等が感染場所になりやすいのでひんぱんに洗いよく乾燥させる。水虫にかかっている人はタオルを別にしたり水虫の部分はティッシュで拭く等も必要です。最近の家は通気性が悪く昔程拭き掃除もしないので案外と室内がダニやカビにとっても良い住み家となっているかもしれません。
今一度わが家のクリーニングについても考えてみましよう。