読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1990年7月発行 広報よみたん / 9頁

豚の県外導入の中止について オーエスキー病とは

 豚のオーエスキー病が五月二八日大分県において発生しました。これより先の五月二五日、お隣り鹿児島県においてもオーエスキー病抗体陽性豚が多数摘発され、本県へのオーエスキー病の侵入が心配されています。
 本村としましても、オーエスキー病の侵入防止をするため、万全の体制で防疫措置を講じます。従って養豚農家及び関係者の皆さんに対しましては当分の間、豚の県外導人を中止しますので、ご協力お願い致します。尚、防疫対策として、消毒槽の設置と関係者以外の立入禁止を行って下さい。
 又、県外から導入予定又は導入された方は、役場経済振興課までご連絡下さい。
経済振興課(八-二二〇一) 担当 山内嘉親まで

オーエスキー病とは
 ウイルスによって引き起こされる伝染性疾病で、予防及び治療法がなく又、根絶の決め手がない。
(1)流産や死産あるいは子豚の死亡がみられ、特に生後間もない子豚の死亡は高率で一腹全減という例がほとんどです。
(2)子豚は下痢、嘔吐、、元気消失、食欲不振などの症状がみられ、次いで「ふるえ」「けいれん」等の神経症状が出て死亡していきます。
(3)成豚はほとんど症状を現しませんが、一度感染すると生涯病原体を持ち続け、感染源となります。
(4)本症の恐ろしさは、感染した成豚が死なずに、いつまでもウイルスを持ち続け、生まれてくる子豚を次々に死亡させることです。

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