真夜中に女性が一人歩きできる国は、世界中で日本だけだと言われています。
　これは、我国が世界で最も安全な国であることを象徴しているものだと思われます。
　平成元年十二月に実施された世論調査によりますと「日本の国や国民について誇りに思うことは何か」という問いに対し「治安の良さ」を挙げる人が50%で最も多いという結果が出ております。　その調査結果のとおり刑法犯の検挙率におきましても、昨年は凶悪犯及び全刑法犯とも西欧諸国に比べて極めて高い水準にあります。
　ところが、近年、我国においては急激な社会情勢の変化等により、捜査活動は年々難しい状況に直面してきており、もし、このまま推移いたしますと「治安の良さ」を誇りに出来ない状況にならないとも限りません。
　県内の犯罪情勢をみますと、刑法犯の認知は減少傾向にあり、一方検挙率におきましても、少し低下したものの九州管区内及び全国でも上位にランクされています。
　我が嘉手納警察署管内(嘉手納町、読谷村)におきましても、検挙率は少し低下しているものの県内でも上位にランクされています。
　この成果は、日頃から両町村民の皆さんが警察の捜査活動に深いご理解とご協力を寄せていただいたおかげであります。
　しかしながら、県内他市町村内で殺人事件、強盗事件をはじめ県民生活を脅かす侵入盗犯や、ひったくり事件が頻繁に発生している状況であります。
　警察では、このような犯罪を一掃するため、十月一日から十月三十一日までの一ヶ月間、県内一斉に「捜査活動に対する県民の理解と協力の確保及び指名手配被疑者捜査強化月間」を設定し強力に推進することにしておりますので、次のことについてご協力をお願いします。

※犯罪について知っていることは積極的に通報を。
※聞き込み捜査にご嚇力を。
※被害に遭ったときは必ず届けを
※「事件かな?」と思ったら１１〇番通報を
※指名手配犯人の検挙にご協力を