かたやびら・ゆがふ・むらうくしをテーマに楚辺区(池原玄夫区長)の「第八回楚辺まつり」が九月二一日、二三日の両日、楚辺区公民館、グラウンドで開かれた。
赤犬子ゆかりの地楚辺区は、古くから伝統芸能の盛んなところ、又、楚辺ポーポーでも知られており、区民あげて創意工夫を凝らしたムラづくりが進められている。
まつりでは、伝統芸能、文化、産業の各部門にわたり発表、展示された。
今年は、又、お年寄りらからの聞き取り調査により再現したという戦前の旧楚辺集落の模型が展示され、区民はじめ訪れた人々の注目を集めていた。
楚辺区は昭和二七年、米軍の強制立ち退き命令により旧部落を追われ、八重山の米原、明石などへ開拓移住した人も多く、同区誌編集室(池原昌徳委員長)では編さん第一号として「八重山のすびんちゅ」を発刊している。
平和創造を礎に、楚辺区のムラおこしは着実な成果をあげている。