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1990年12月発行 広報よみたん / 9頁

盛大に30周年を祝う喜名区二班の観音堂祭

 喜名区二班(仲宗根宗徳班長)の「観音堂祭三〇周年記念式典」が十一月十日、班旗「協心」の旗印のもと喜名観音堂で開かれた。
 同班による観音堂祭のはじまりは、昭和三六年に同区の長浜功助さん祖母のカジマヤー祝の余興練習や反省会の場として観音堂へ人々が集い、歌や踊りの伝統芸能が繰り広げられたことにあるという。
 以来三〇年、伝統文化の継承発展を担う同班の伝統行事として受け継がれてきている。
 宇根良雄区長は「喜名観音堂が二班に置かれていることを、二班の皆さんは共通の誇り、励みとしており、諸活動における団結力、協力心の強さは班旗『協心』の示すところである。」と話していた。
 一同参詣を終えた後、「かぎやで風」などの琉球古典音楽で式典の幕が開け、照屋保昭審議員よりの経過報告、仲宗根班長のあいさっと続いた。又、山内徳信村長、宇根区長、比嘉自源区老人会長、同区の屋良政信村議会議員らが来賓祝辞を述べた。
 第二部では、婦人、老人、子どもらによる余興で花を添えた。

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