一年の計は元旦にあり!昔からいわれたことですが…どのように新年を迎えましたでしょうか。年始まわり等で先祖に手を合わせるとき自然に「健康でありますように」と祈願してしまいます。昔は健康は天から与えられるもの。人間の力では左右できないものと信じられていました。そのなごりが先祖への祈願となっていると思いますが、しかしそれは科学の未発達の時代の話。今や自分の健康は自らのチエと努力で自らつくりあげるものです。健康をつくる三つの柱は栄養・運動・休養・のバランスがとれた生活をすることにあります。皆さんそのことは知っているはずなのに日々の生活の中でそのバランスがくずれがち。そのバランスのくずれが長い間積もり積もって成人病ということになるわけです。成人病のことを一名習慣病ともいわれるゆえんです。成人病はかかってあわてるよりむしろ予防すべき病気です。一次予防として日常の悪い生活習慣を改め積極的に健康をつくっていき成人病にかからないようにすること。二次予防としては年に一回はしっかり検診を受ける等で早期発見、早期治療で大事に致らないようにすること等があります。沖縄のがんの特徴を生活習慣とのからみで見ると食塩のとり方が少く緑黄色野菜をよく食べる為に胃がんは少い。その反面肺がんの発生は全国一です。それは少年期からの喫煙が原因しているのではないかといわれています。さらに子宮がんは減少傾向が見られるものの脂肪のとり方が多くふとり過ぎの人が多い等で、乳がんも激増しています。新年に際してこれまでの生活習慣をチェックしてみましよう。左図の10ケ条はどれ一つをとってもおろそかにできません。各一点として10点満点でなければ安心できません。特に五点に満たない方は要注意!さあしっかりと生活習慣を改善して健康な一年にしていきましよう。
※図。