(12)「ノーベル平和賞を夢みる村民基金」収益金事業の推進
本村に根づいた伝統、文化、歴史などを掘り起し、地域資源を生かした内発的ムラおこしについて、自ら考え自ら行う地域づくりをめざす「ノーベル平和賞を夢みる村民基金」が昭和六十三年度に誕生しました。
その内容は、人づくり、文化創造活動、ヰーマールによる福祉活動、地域経済活動の活性化、緑の環境づくり、平和創造活動の六項目について、広く村民が夢とロマンに満ち、自主性と主体性と創造性を持って活動し、地域づくり、村づくりの原動力となってもらおうということであります。 昨年度は村内の十団体に五百六十万円余の助成金を交付し、心を和ます花づくり運動をはじめとする多彩な地域活動が展開されました。本年度は、基金からの収益金が増加し、一段と助成事業の充実がはかれるものと思いますので、村内諸団体、村民各位の創意と熱意あふれる取り組みを期待するものであります。
五、おわりに
一九九一年(平成一二年)度予算につきましては、これまで申し上げました諸施策を中心に次のように編成いたしました。
一般会計
六、三二三、五〇四 千円
診療所特別会計
一六八、七〇五 千円
国民健康保険特別会計
一、六二六、六五四 千円
老人保健特別会計
一、一〇二、〇三〇 千円
水道事業会計
六六八、四一五 千円
以上の五会計で九、八八九、三〇八千円となり、対前年度伸び率は三・一%になっております。さらに、今議会は議案二十二件を提案してありますが、この他にも数件の議案を追加提案する予定でございます。
最後に本村がかかえております諸問題の解決にあたっては、職員一体となって努力すると共に効率的な行財政の運営をはかり、村民の福祉向上に努めてまいりますので、議会議員をはじめ村民各位の一層のご協力、ご指導をお願い申し上げ施政方針といたします。
一九九一年三月十一日
読谷村長 山 内 徳 信