【見出し】読谷村の水道 読谷村に水が届くまで 六月一日から一週間は水道週間 給水工事指定店を認可 平成3年度読谷村給水工事指定店 水道の集金人・検針人紹介 【写真:指定店への認可証を交付式:集金人、検針人に感謝の言葉を述べる山内村長】
読谷村水道事業が一九六四年に琉球政府の事業認可を受け、創設されて以来、多くの関係者の努力と実践によって水道事業は大きく発展・拡大し、村民の生活と福祉の向上に寄与してきました。
一九六五年三月から給水が開始され、一九七〇年には村内全域に給水を開始するに至り、その後、生活水準の向上、地域産業の発展等による水需要の増加に伴い、普及率九九%、総配水量三五四万■に達するまでに飛躍しました。
水は私達にとってかけがえのないものです。人間の身体の平均六五%は水でできています。水さえ飲んでいれば約一ヶ月は食べ物なしでも生命は保てますが、一滴も水を飲まないと、せいぜい十日間位しか生きることができません。
このように、水は生命を維持するにとどまらず、生活文化を育み創造する力を内包し、世界の四大文明も豊かな水をたたえた大河のほとりから生まれました。そういった生活の根幹を支える水を供給する水道事業の役割は、ますます重要な位置を占めることになります。
読谷村に水が届くまで
読谷村で使っている水は、福地ダム・安波ダム・辺野喜ダムや天願ダムなどから石川浄水場に送られます。そこで「沈殿池」や「ろ過池」を通って汚れを取り除き、塩素消毒したあと飲料水になります。
これまで読谷村にはコザ浄水場から送水されていましたが、コザ浄水場の廃止と、読谷飛行場南側に建設された「読谷調整池(貯水タンク)」の完成に伴って、石川系統の水が送水されています。
この読谷調整池は、貯水容量一万二千二百tで、読谷村が一日に使う水の量のすべてを貯えるこができます。
六月一日から一週間は水道週間
「いつでもどこでも安全でおいしい水」を供給することを目指した施策の推進のもと、水道についてさらにひろく国民の理解と関心を深め、もって公衆衛生の向上と生活環境の改善を図り、併せて水道事業の発展に資する目的で「水道週間」が設けられています。
水は、私達の生活やさまざまな産業活動を支えるうえでもなくてはならないものです。水は、空気と同じようにいくらでもあるものではなく、限りある大切な資源です。特に沖縄本島では、しばしば水不足に見舞われたように、水に恵まれているとは言えません。
このようなことから、いつまでも「安心して水が使える」ように普段から無駄な使い方をしないで、水を大切に使うよう心がけましよう。
給水工事指定店を認可
平成三年度の読谷村給水工事指定店として、次の17社を指定店として認可しました。
水道に関する工事(新設・改造・撤去等)は、村の指定した給水工事業者に施工させましょう。
水道事業になくてはならない人達が、村民の水道使用水量を検針する検針人と、水道料金を徴収する集金人の皆様方です。
直接、皆様の世帯を訪ねることがありますのでよろしくお願い致します。
※表。平成3年度読谷村給水工事指定店
※表。水道の”集金人・検針人”紹介