“三歳児健診で目と耳もチェック”
-村でも七月から実施。健診会場は、総合福祉センターへ変更-
去年より、具体的な実施方法で検討されていた三歳児健康診査での「視聴覚検査」が、読谷村でも七月から実施されることになりました。
三歳児健康診査は、県の事業でコザ保健所が実施し、村は協力事業の一つになっているが、身体発育、精神発達の面で最も大切な時期に総合的な健康診査を実施して、発育状況・栄養状態・疾病や障害の有無を調べ、その後の治療や指導に役立てる目的で実施されている。
主に「内科医」と「歯科医」が健診に当たっているが、目と耳についても、これまで健診医が中心になって簡単な診察だけを行ってきた。今後は、専門医も加わって、きめ細かな視聴覚検査が行なえるよう、検討されてきた。
目の機能は、六歳までにほぼ完成するため、それまでに異常を見つけ治療するのが一番とされているにもかかわらず、弱視児らは、小学校入学後に見つかるのがほとんどで、十分な治療効果が上げられないというのが実情だった。
また、耳は、ことばや知能の発達に大きく関り、障害の程度が軽くても、後々に大きな影響を与えかねない。
三歳児健診に視聴覚検査を加えることになったのも、これらが背景となっている。検査は、目については各家庭で事前に簡単な視力検査を実施。アンケート結果と合わせて、まず健診医が異常の有無を判定。少しでもおかしい点があれば、「眼科医」の精密検査を受ける。
また、耳については同じく、事前にアンケート用紙に記入してもらい、それを基に健診医が耳鼻科検診。対象児を振り分け、精密検査を受けるというシステムになる。
精密検査は「三歳児健康診査精密検診受診票」での受診とし、無料である。
眼科、耳鼻科医が直接、健診会場に出向くわけではないが、判定の基準となるアンケートを専門医が作成。健診医がそれを基に診察し、必要があれば改めて専門医が検診する形をとっている。
これまでと変わる事は、母子推進員からの通知の中に、カルテのみの記入から、
①健康などのアンケート。
②目に関するアンケート及び視力検査。
③耳に関するアンケート。
の質問事項の記入等がある。
お子様の健康状態を知るための良い機会ですので、健診への通知があった場合は、ぜひお受け下さい。