大きな声で「おはようございます」と元気なあいさつに、誰もが爽やかな一時を覚える朝。
読谷村授産施設「かりゆし学園」に六月十二日午前、テント一張の寄贈がありました。
テントを贈呈した人は、渡具知在の松田菊成(55歳)さん
かりゆし学園には、これまで専用のテントがなく、諸活動を行なうにも各字公民館、学校などからその都度借用をするなどして対応してきた。
今回の寄贈で、宮里弘園長は「学園は以前から専用のテントがほしいと思っていた。松田氏の善意を肝に命じ、諸活動に役立てたい」と感謝し、園生も含め全員で「ありがとう」とお礼の言葉を述べ、一斉に大きな拍手が松田氏に送られた。
山内徳信村長も「園の屋外活動、ピクニック等にテントは是非とも必要。高価なテントの寄贈を始め、松田氏には、常日頃からのご支援ご協力を頂き誠に感謝します」と謝意を表明。
これに対し、松田氏は「県の諸福祉事業が行なわれるたびに肩身の狭い思いをしてきた。テントの寄贈は前々から考えていたことであり、ちょっとした心使いのつもりで贈呈した。私としても寄贈が実現でき、皆さんから喜んで頂き嬉しい」と話された。
園からは、テント寄贈のお礼にと、園生が一生懸命に製作した西洋式の花鉢が松田氏に贈呈され、その後、関係者間で親睦が深められました。
この日、贈呈されたテントは、横七、二m・巾三、六mで、天幕には「かりゆし学園」の文字が印刷され、今後の園生の諸活動に役立つことになり、村民の注目をあびることになりましょう。