読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1991年9月発行 広報よみたん / 11頁

【見出し】読谷中学校(女子テニス)九州制覇 初出場で見事九州を制覇 目標は大きく全国制覇 【写真:読谷中学校女子テニス部】

 全国中学生大会九州大会へ向けての選抜県大会で圧倒的な強さで優勝を飾り、県代表として出場権を得た読谷中学校(仲宗根清次校長)の女子テニス部。
 そのテニス部九人が七月二十四日午前、優勝報告のため前里智子教諭(監督)及び父母らと連れ立って役場を訪れました。
 村内の小・中・高校生でもテニス選手が県代表になるのは初めてのことで、報告を受けた安田慶造助役をはじめ、岳原宜正教育長もいたく感激。安田助役は「初めてテニス部が県代表として村内から出場する。こんな嬉しいことはない。九州大会では精一杯、自分のもてる力を信じて頑張ってほしい」と激励。また、岳原教育長も異口同音に「新たにテニスが県代表となり、嬉しい限りですばらしい、是非、頑張ってほしい」と称賛。これに応えて、仲宗根校長、前里監督及び父母らは「村民の物心両面からの援助・協力に感謝します。試合の勝敗も大切だが、最後まで一生懸命に頑張ることが重要。心身ともに健全に育まれるようスポーツに、学業に、頑張らせたい」と語り、続く選手一人々の決意表明では、一同が「練習と同じような気持ちで、自分の力を存分に出しきり、悔いのない試合をして全国大会に行けるよう、一生懸命頑張ります」と宣誓。読中女子テニス部は二十七日から開催される「全国中学テニス九州大会」に望みました。

 初出場で見事
    九州を制覇

 福岡県営春日公園庭球場で行なわれた九州地区大会で、県勢は女子団体一部で読谷中が決勝に進出し、熊本県代表(菊地北中)を3対Oのストレートで下して完勝し、見事に初優勝を成し遂げ、全国大会への出場を決めました。
 また、大会二日には、男女個人戦のシングルス、ダブルスが行なわれ、女子ダブルス戦に出場した玉城さつき・玉城明香ペアと波平涼子・山城由美ペアが4強に勝ち進む健闘を見せ、大活躍。共に3位に入賞し、表彰されました。

 目標は大きく全国制覇

 読中テニス部員は一年二年生のチーム、初出場ながらも九州地区を制したことで自信を深め、一回りも二回りも大きく成長して帰って来ました。九州大会優勝の土産に賞状・優勝盾、メダルを掛けて七月三十一日には再び役場への優勝報告。安田助役は選手たちの健闘を称えました。
 「第十八回全国中学生テニス選手権大会」は八月十九日、二十日の両日に神奈川県川崎市にて開催される。この全国大会に向けても激励・壮行会が役場ロビーにて行なわれ、山内徳信村長はじめ、職員の激励の拍手のなか、山城由美主将以下選手たちは「全国制覇」の大きな目標を掲げ、全国大会へと飛びたった。

※表。

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