全国大会の優勝を目指し、読谷高校(太田義昭校長)の男子ソフトボール部(福山寛利監督)と女子ダンス部(与那覇慶子指導教師)の部員十六人が七月十六日午後、全国大会出場の報告のため役場を訪れました。
その激励会が役場内ロビーにて職員をはじめ、訪れた村民の見守るなかで行なわれ、山内徳信村長は「全県的にも光り輝く読高ダンス部。昨年、沖縄ダンスフェスティバルで優秀賞に輝くなど、心ひかれる快活なリズムに乗ったダンスは神戸できっと花開く。大胆不敵に舞って読高に新しい風を吹かして下さい。
また、ソフト部は、全県全国的に高い評価を受けている。誇りにする母校の後輩達が高校総体で勝ち九州・全国大会への出場権を獲得するということは私達の時代には考えられなかった。最近は勝って当然という気がする。みなさんはスポーツで鍛えた根性と自分自身に負けない強い心を勉強、友情に生かして悔いのない素晴らしい青春時代を送ってほしい。両チームの活躍を期待します」と激励。
これに応え、決意表明のなかでソフト部の大城米克キャプテンは「これまでの練習の成果を十二分に発揮し、優勝旗を読谷に持って帰りたいので応援をよろしく」。また、ダンス部の大城あずささんは「私達は、神戸大会で絶対に頑張るので、応援してください」と力強く表明。その後、恒例となった役場職員の三・三・七拍子、と大きな拍手で読谷高校の生徒たちを激励しました。
神戸市長賞を
受 賞
第四回全国高校・大学ダンスフェスティバル・イン・神戸大会は七月二十六日から二十八日まで、の三日間、兵庫県神戸文化ホールで幕を開け、全国から高校の部に六十一チーム、大学の部に五十一チームが出場し、大学の部には琉大がエントリーした。
読谷高校は、「幾多の苦難と悲しみを強いられた沖縄。だからこそ平和を願う」をテーマに、静けさの中にも力強さ、華麗さを感じさせる創作ダンス『明け雲』を披露。地域色を生かした読谷高校の演技は高く評価され、コンクール部門二回目の挑戦で、同校は、参加六十一校の中で優秀なチームに贈られる特別賞「神戸市長賞」を受賞するという快挙を成し遂げました。
神戸市長賞は、クロスカルチャーへの新しいダンスを試みたチームに贈られる賞であると言われ、同高校ダンス部は、昨年も、初挑戦でいきなり人選を果たすなど、その独創的な創作ダンスの演技力が最も高い評価を受け、今回の受賞となったものと言えましょう。
同コンクールで県勢が入賞したのは読谷高校ダンス部が初めてで、それだけに、全国大会での大きな輝く賞を受賞したことは、在校生の励みになると同時に、読谷高校の誇りとなるものでしょう。
二年連続・ベスト8進出
県内二連覇、全国大会へも連続出場の男子ソフトボール部。
全国大会に先立って開催された全九州高校体育大会(佐賀県総合運動場)で読谷高校は七月二十二日の最終日、準決勝で優勝候補の一角、鹿屋農高に競り勝ち、決勝戦まで順当に進出しましたが、決勝では熊本工大高に二対○の僅差で惜しくも敗れ、優勝は逸しましたが準優勝の栄冠を手にしました。
読高ソフト部は、八月三日から静岡県で開催された全国大会では、九州大会の雪辱をも含め、昨年の8強の壁を越え、、再び4強進出を目指しましたが準々決勝で東京代表に二対一とニ点差に泣き、二年連続四強入りはなりませんでした。しかし、全国での二年連続ベスト8進出という、読谷高校の健闘、活躍は実にすばらしく、ダンス部と共に今後、大いに期待でき、全国制覇も夢でなく、村民で励まし称えてあげましょう。