中部消防長会の「防火管理者講習会」が七月二十五、二十六日の二日間、村総合福祉センターホールにおいて二百十五人の受講生が参加して開催されました。
学校、病院、事業所など三十人以上を収容する建物には消防法の規定に基づき、防火管理者を置くことが義務づけられ、防火対象物の管理者は、一定の資格を有する者から防火管理者を定め、消防計画の作成、消防訓練の実施、消防設備等の維持管理など、火災予防上必要な業務を行なわせなければなりません。その防火管理者の資格は原則として消防長等の行なう”防火管理者資格付与講習”の課程を終了した者に与えられることから、中部消防長会ではこの両日に講習会を実施したものです。
防火管理者講習会は、毎年開催され、これまでに二万八千人の方々が終了証を取得。あらゆる方面での防火業務に活躍が見られ、過去の火災統計を見る限り、防火管理者が選任されて消防計画が作成されている事業所では火災の発生も少なく、また、発生しても被害が軽く、その効果が如実に表れています。
小谷良英中部消防長会会長は、主催者を代表して「皆さんはこれから防火管理者になるが、職場に戻ったらまず消防計画を立て、火事を未然に防ぐよう心掛けて下さい」と挨拶。受講生は、「防火管理者講習テキスト」にのっとり、多くの防火知識を学んでいました。