次代を担う中・高校生が社会的ハンディを持つ人々と直接「触れ合い」その中から相手の立場になって考え、実践し、体験学習するなかでボランティア活動の輪を広げることを目的に、読谷村社会福祉協議会・嘉手納町社会福祉協議会では八月一日から三日の間、合同の『第七回・中、高校生ボランティア交流宿泊研修会』を嘉手納町民の家で開催した。
二泊三日の研修会には両町村の中、高校生三十九人(村内から読中、古中、読高の生徒)が参加し初日は村内の独り暮らし老人(九人)宅を訪ね、庭や室内の清掃、買物をするなどしてお年寄りを手助け、二日目には村内の精神薄弱者施設「高志保園」の園内外の清掃、グラウンドの造成作業を実施するとともに、園生と和やかにフォークダンスを行い交流を深めていました。
ボランティア活動をとおして、隣接する町村の中、高校生の同世代の仲間達が交流を深め、在宅の独り暮しの老人の生活や、重度の身体障害者が入所している福祉施設などの現状を体験学習することは、生命の尊さや素晴らしさを発見し、自己のあるべき姿を見つめ直すとともに「共に生きて生ける社会づくり」を進めていく中で、今後における中、高校生の役割が期待でき、実に意義深いことでありましょう。