物を大切にする心を育み、社会福祉への奉仕活動をしよう-と、読谷高校JRC部(仲村渠潤部長)では同校で九月二十八・九日に催される”学園祭”で「福祉バザー」を行うことを企画した。
この企画は、生徒らが自主的に発案。計画・運営の全てにおいてJRC部で担当しようというもので、バザーの販売品にはリサイクル用品を当て、生徒、父母、教師などから不要品を募集して販売することを決めたもの。
この趣旨には多くの方々が賛同し、同部には小物や古着、引出物の食器類、雑誌やアクセサリー等のたくさんの品々が寄せられた。
部員は、集まった品物にそれぞれ値段を設定し、学園祭でのバザーを実施して販売を行った。 福祉バザーは好評で、安値の小物は三十円から百円、高値で五百円とあって訪れた生徒や観客が買い求め、リサイクル用品は飛ぶように売れ、三万円余の収益をあげました。
十月二日午後、JRC部の生徒たち七人は顧問の喜友名紀子教諭と共に村社会福祉協議会を訪ね、玉城則枝さんが代表して「社会の恵まれない人達のために役立てて下さい」と、バザーでの収益金三万二千四百七十円とリサイクル用品六十点余を託しました。
このような読谷高校JRC部の福祉への理解と善意について、社協の上地武昭事務局長は「福祉の一環として学園祭でのリサイクルバザーに取り組んでもらい感謝しています。村内の福祉向上のために大事に使わせて頂きます」と応え、感謝の気持ちを述べました。
高校生の生徒自らが、積極的に福祉に、リサイクルにと深い関心を寄せ、善意を育んでいる温かな心には感心させられるものです。村民みんなで大きな拍手を送りましょう。
ありがとう読谷高校の皆さん。
ありがとうJRC部の皆さん。
読谷高校JRC部
▼読谷高校の一年生から三年生の部員三十人が加入している。
活動は「ボランティア活動」を主としている部である。