読谷紅いもを利用した加工品の開発・普及を目的として、読谷村農業協同組合(比嘉栄輝組合長)主催による「紅いも加工品展示会」が二月二十六日、農協ホールにおいて催されました。
これは、いわば”本村の特産品・紅いも加工の可能性を探る””ことで紅いもの消費拡大、収穫段階でキズのついた芋や、くず芋の加工開発により生産農家の付加価値を高めようというもの。 展示品は、農協婦人部会員の手によって加工。展示会場内には創意工夫を懲らした五十六品目にもおよぶ、紅いもスパゲティーやチラシ寿しに稲荷寿しから、ヨーカン、ゼリー、まんじゅう、団子、カステラなどの菓子類まで、多種多様に加工された色鮮やかな紅いもの献立が並べられ「真にこれが紅いもをあしらった料理なのか?」と目を疑いたくなる程、どの出品物も全く素晴らしい。訪れた参観者も食欲をそそるおいしそうな香りに「試食コーナー」で食指を延ばし、おいしそうに紅芋料理の味覚を味わっていた。
また、展示会では、出品作品の同時審査も行われ、審査委員長に中松宏子氏(沖縄調理師専門学校講師)、他四人の審査委員を迎え、審査は①地域性、②技術性(味、色、形)③経済性(商品価値、価格流通性)④安全性、⑤普及性、⑥独創性(創意工夫)を審査基準として一品々について観賞し、味見しながらの採点。厳選な審査が実施された結果、次のグループが表彰に輝きました。
▼最優秀賞(一品)
・紅いもゼリー
〔座喜味Cグループ〕
▼優秀賞(二品)
・まんじゅうのあんかけ
〔座喜味Bグループ〕
・スパゲティー
〔宇座料理チャレンジグループ〕