読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年7月発行 広報よみたん / 2頁

【見出し】NHK大河ドラマ琉球の風 オープンセット建設工事起工式写真 【写真:代表者による鍬入れ式】工事に着手 事務所を開設 【写真:1】 

 NHK大河ドラマ「琉球の風」のオープンセット建設工事起工式(読谷村推進実行委員会主催)が五月十九日午後、メーンロケ地となる高志保のリゾート施設「沖縄うみの園」建設予定地で挙行されました。
 このオープンセットは十六世紀当時の那覇市久米村や首里の町並み、進貢船を含めた那覇港を再現、九月までには完成させ、十月一日から本格的な撮影が開始されるという。(放映は来年一月から)
 起工式には山内徳信実行委員会会長を始め、村内各団体、県観光文化局、NHKエンタープライズ沖縄うみの園、建設業者など多くの関係者が列席する中、神事と各代表五人による鍬入れが厳かに行なわれた後に祝賀会へと移り、山内会長が「大河ドラマ琉球の風は村づくりだけでなく、全国、世界に沖縄を紹介する歴史的事業。読谷村は昔から中国と交流があった由緒ある地、大交易時代にあやかった新しい琉球の風をここで吹かしていきたい」とあいさつ。また長嶺義仁沖縄うみの園社長は「歴史的にもふさわしい、由緒ある読谷村で琉球の風の撮影が行われることは感無量。限りなく原点に近いものにし、文化情報の発進地でありたい」と語り、NHKエンタープライズの海老沢勝二社長も「復帰二十年の節目にみなさんの輝かしい歴史、豊かな文化を放送するのは私たちの務め。琉球の風を沖縄の人達のドラマとしてとらえ、スケールの大きい、沖縄の若者達が元気が出るようなドラマを一緒に制作していきたい」と述べました。
 建設されるオープンセットの建築面積は約六千平方㍍。総工費二十二億円を掛け、九月の完成を目指して急ピッチで工事は進捗している。

 事務所を開設

 尚、六月一日には「読谷村推進実行委員会」の事務所も開設。着々と準備体制は整っています。
【読谷村推進実行委員会】
■ 九五八-一三九二

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