読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年7月発行 広報よみたん / 5頁

【見出し】大学生でーびる(楚辺老人クラブ) 【写真:2:松田会長が激】

 楚辺老人クラブ(松田善康会長)では五月十三日午後、「楚辺若松短期大学」を開校しました。
 高齢者学級には、高齢者が教養を高め健康で心豊かな老後を生きるための目的を以て中央公民館を主体とした「大北大学」と「比謝川大学」が開設されていますが、字単位の老人クラブが単独で開設するのは楚辺老人クラブが村内では初めて。それだけに高齢者の関心も高く三十人の定員に対し、定員の二倍、六十人が入学した。
 開級式では、岳原宜正教育長や仲真朝健中央公民館館長が「健康増進のためのスポーツも大事なことだが頭の勉強もより大事。その意味で若松短期大学の開設は、短大のモデルとなり各字でも広まることでしょう。楽しい大学にし、最後まで頑張って下さい」とあいさつ。そして、山内徳信村長の激励あいさつの後に学習プログラムに添って学級運営が行なわれていきました。
 初日の日程は、「高齢者の生きがい」と題して比嘉太英氏(元名護市教育長)が講話。人間の真心と生涯学習の必要性を自らの経験談をおり混ぜながらユニークに、そして感動的に語り、比嘉氏の豊富な講話は、聴衆を笑いと涙の渦に巻き込んでいました。
 楚辺「若松短期大学」は、①健康で生きがいのある生活をめざして②趣味、教養の充実を図り心豊かな生き方を求めてを学習内容とし、五回の講座、十時間の授業が行なわれ、受講生は全員が終了証を授与され、短期大学を卒業しました。

【講座プログラム(学習内容)】
▼五月十三日
 「高齢者の生きがい」
▼五月二十日
 「楽しく踊ろうヒヤミカチ」
▼五月二十七日
 「沖縄の年中行事について
▼五月三十日
 「高齢者の健康管理について」
▼六月三日
 「歌やびら島歌!饒辺愛子民謡ショー」

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