村民一人一人がそれぞれの立場にたって青少年の非行のない明るいむらづくりに努めていくことを目指して「読谷村地域社会を明るくする村民大会」が七月二十九日午後、村福祉センターにて開催されました。
大会には老人会や婦人会、PTAなど約百名余の村民が参加する中、主催者を代表して山内村長が「青少年の事故と非行問題についてどう対処するのか皆で考えたい」とあいさつ。その後、儀保輝和議会議長、渡慶次憲三嘉手納署長が激励を行い、また、金城盛作読谷高校校長による「青少年と大人のあり方」をテーマとした講演と青少年の指導・犯罪と予防についての実践報告などが行なわれ、夏休みを青少年が健やかに育成されるよう交通事故及び水難事故防止、非行防止への青少年健全育成を目指す大人の意識の高揚が図られ、そして、参加者全員が仲尾秀子村婦人会会長の朗読による大会宣言決議文を採決して終了しました。
大会スローガン
◆青少年健全育成
すこやかに伸びよう伸ばそう読谷子
◆交通安全運動
まもろうよ人も車もやくそくを
◆水難事故防止
あなたの一声で防ぐ水の事故
◆社会を明るくする運動
ふれあいと対話が築く明るい社会
大会宣言
次代の担い手である青少年を心身ともに育成することは、私達全村民の願いであり責務であります。我々は、人命尊重の精神と「人間性豊かな環境・文化村」づくりを基本理念として村民そうぐるみで青少年を事件・事故等から守るために強力に活動を展開すると共に青少年の育成を阻むあらゆる障害を除去することを決意し、これを実現するために次のことを宣言する。
1 いじめをなくし、思いやりの心を持った青少年を育成しよう。
1 深夜はいかいをなくし青少年を誘惑から守ろう。
1 深夜に集中する若年者の事故から青少年を守ろう。
1 海や川をあなどらず、恐れず、正しいルールとマナーを青少年に教えよう。
平成4年7月29日