-ものを大切にすることが心の豊かさを-をモチーフに、楚辺区(池原玄夫区長)の生活改善部ではこの程、同区の県道六号線沿いに「楚辺リサイクルセンター」を開設。そのオープン式が区長をはじめ区出身の議会議員、生活改善部、老人会、班長会、多数の区民が参加する中、七月十九日午後、同センターにて行なわれ、関係者の手によってテープカットが挙行されました。
テープカットに先立ち行なわれたオープン式では、比嘉栄次生活改善部長が「現代社会は物を大事にしない傾向がある。そこで、生活改善部では物を大事にする心を養おうと二年前からこのリサイクルセンターを企画して、今日、開設することができました」と取り組みの経過と趣旨を説明。また、池原区長は「生改部を中心に”物を大切にする”と言うことからリサイクルセンターが開設された。区民みんなが期待していたこの場所を継続して頑張り、尚一層努力していこう」と激励。池原博雄議員は「今、地球規模で問題となっている環境問題はリサイクル運動から出発する。無公害洗剤の利用で海の汚染を防ぐことにもつながり、素晴らしいことだ」と祝辞を述べました。
センター内には、区民から持ち寄られたリサイクル用品(コップや皿などの食器類、衣服類、テレビやオルガン、扇風機などの家具・家電類、図書類をはじめ、紅芋、スイカ、オクラ、ニガウリなどの農産物から農産加工品、それに廃食油を利用した無公害の石鹸類まで)の多岐にわたる品々が所狭しに並べられ、格安な値段で販売。区内マイク放送を聞きつけて次々と区民が訪れる中、駆け付けてきたあるおばあさんは「ウントヒチウイネー ジョートーデー(こんなふうにして売ると上等ですね)」と大喜びで野菜類を買い込み、また、この日、視察研修を終え帰宅した楚辺婦人会役員ら一行も同センター前でバスを下車して、安いリサイクル用品や農産物などを買い求める姿が多く、関心を引き付けていました。
比嘉部長では「当面七月十九日から一ヵ月間を”リサイクル強化月間”として位置付けて運動を展開。週一回(日曜日)を開店日と設定し委託販売、自由販売を行ない、ゆくゆくは『無公害石鹸工場の建設』、『リサイクル情報事業の展開』をしていきたい」として大きな夢を描いている。
村内初の「リサイクルセンター」が楚辺区に誕生した!
私達も、今一度、日常生活を振り返り、リサイクル用品が眠っていないかを点検し、譲り合いの心で、あなたの物を人のために役立ててみてはいかがでしょうか!。
【リサイクルセンター開店日】
■毎 週
日曜日・午前10時~午後5時
■場 所
楚辺二一五一の三(県道沿い)
【委託販売】
▼区民からの委託を生活改善部が受けて販売し、販売額から手数料(運営費)として十㌫を徴する。
【自由販売】
▼場所を区民に提供して、個人で販売してもらう。