読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年9月発行 広報よみたん / 7頁

【見出し】夏休み児童陶芸教室 【写真:土をこねるにも真剣な表情で】

 児童生徒に楽しい夏休みの思い出になるヤチムン(焼物)作りの喜びを味わい創造性を養おうと、読谷村美術館(宮城元信館長)では八月十日午前、村運動広場において初の「児童陶芸教室」を開催。陶芸教室には村内各小学校から約百人の親子が参加してヤチムン作りに挑戦。講師には、彫刻家の金城実氏と陶芸家の山田真萬氏、松田米司氏、松田共司氏の専門家を招聘。金城氏による面の作り方(顔の表情など)の説明が行なわれた後に全員に粘土が配布され、丹念、心に粘土をこねる作業を開始。子供たちは泥んこになり、大粒の汗をかきながらも講師の指導に耳を傾けて一生懸命に鬼の面づくりに取り組み、やっと完成した自分の自慢の作品にどの児童生徒も嬉しそうな笑顔を覗かせていました。
 この日に出来上がった児童生徒の作品の仕上げには、再度作品を持ち寄って”野焼き”の最終作業を実施し、そして、完成した作品は十月二〇日から開催される読谷村立美術館「児童展」に展示されることになる。
 自の作品の出来具合と、美術館に展示されることが待ち遠しく、期待に胸膨らます子供たちである。

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