琉球・沖縄の多様で開かれた文化を掘り起こし、見つめ直しながら二十一世紀へ向けての自立した琉球・沖縄文化の創造を目指したい-との目的を以て「Wake up 琉球・城フェスティバル」(主催・来夢コミュニケーションズ)が七月十九日の午後五時、座喜味城跡で行なわれ、村内外から約八百人の人々が訪れ、ロックミュージックと観衆の熱気に包まれました。
城壁で囲まれた城の本丸に設営された野外ステージは、時代を超えた独特の雰囲気をかもしだし、かって「城」を中心にして栄えた琉球・沖縄の大交易時代を想像させる中、コンサートは壁上からの力強い琉球古武道太鼓の演目を皮切りに始まり、ステージでは、ロックバンド演奏や空手演武、波平棒、民謡などを次々に展開。多種のジャンルにわたる演技が披露され、また、こばと保育園(古堅)やディズニー保育園(沖縄市)の園児らが登場しての子供太鼓の可愛いバチさばきと、ロックバンドと琉球古武道太鼓の競演には感動の拍手が鳴り止まず、集まった観衆に夏の一時を満喫させていた。