読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年10月発行 広報よみたん / 2頁

【見出し】『女流美術展』オープン 【写真:女流画家の秀作に感動】

 県内画家の作品を一堂に展示し、村内の青少年をはじめ、多くの県民が絵に親しみ感性を高めることを機会にしよう-と、村立美術館(宮城元信館長)では「’92県内画家展望」展パートⅡとして、女流画家の作品を展示する「沖縄女流美術展」を開催。そのオープンセレモニーが九月八日午後、美術館にて挙行されました。
 テープカットに続き行なわれたセレモニーでは、主催者を代表して岳原宜正教育長が「秋の企画展として三十九人の女流画家の四十三点の力作、秀作は、観る人達の知性と感性を高め、感動を与えることと思う。文化村づくりを進める村民にとって嬉しいことです」と感謝の言葉を述べ、山内徳信村長は「村づくりのスローガン『人間性豊かな環境・文化村』を全ての面で文化を前面に打ち出し、紆余曲折をしながらも小さく産まれた美術館を大きく育てようと頑張ってきた。今回展示された女流画家の温か味のある作品には、やさしさに感動が胸一杯につまって、母の懐に抱かれたような気持ちになり心から幸せに思う。一歩一歩大きく成長し、未来への展望に向かって歩んでいる美術館をみんなで育てていきましょう」とあいさつ。また、久場とよ沖縄女流美術協会会長は「会員は、所属する団体も、ジャンル、作風もそれぞれ違いますが、創作意欲に燃え、技術的な向上に努力する姿勢は共通しており、理想と抱負を持ち、これからも柳や麦のように柔軟に対応して頑張っていきます。作家が精根込めて創作した作品をどうぞご覧下さい」と画家を代表して語りました。
 その後、出席した約二〇人の参観者らは、久場会長から展示作品の一点一点について説明を受けながら数々の展示作品の力作を観賞。女流画家の絵画や彫刻の素晴らしさに魅せられていました。

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