読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年10月発行 広報よみたん / 9頁

【見出し】交通安全キャラバン行動 【写真:1】

 「みんなですすめる交通安全」をスローガンに、八月二十四日に県庁を出発した「第十二回交通安全全国キャラバン」(県交通安全母の会連絡協議会、全国交通安全母の会連合会主催)のキャラバン隊が翌二十五日の午前に本村に到着。村中央公民館ホールにてキャラバン式が行なわれました。
 式には、本村の交通安全母の会を始め、区長会、老人会、嘉手納警察署員ら約百五十人が列席。全員で交通事故による犠牲者へ黙とうを捧げた後、赤嶺千壽会長が「交通安全思想を家庭、地域に広げていこう」と訴えると共に、総務庁長官からの『交通安全対策の推進について』のメッセージを山内村長に託しました。これを受け、村長は「交通事故の犠牲者を出さないよう村を上げて努力し、周辺からの声掛け運動を展開して交通安全思想の啓蒙活動をしていく」と表明。続いて渡慶次憲三嘉手納警察署長が「交通事故は加害者も被害者も家庭崩壊につながる。地域の盛り上がりがあって事故は防げる。警察も事故の無い明るい社会を築くために努力していく」と決意。また、与那覇孫太郎嘉手納・読谷地区交通安全会長は「運動の大切な事は、関係団体が警察と連携して根気強く運動を展開することが必要」と説き、津覇清子読谷交通安全母の会会長は「気配り、心配りで母親が地域に役立つように頑張ることが交通事故防止につながる」と、それぞれに決意表明が行なわれました。
 この日の会場には、交通安全を願う黄色いネッカチーフを身にまとった父母の会員らの決意と、交通安全思想普及と意識の高揚を図ろうと決意する国、県、村の行政や嘉手納署、関係団体らの熱気に包まれていました。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。