読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年11月発行 広報よみたん / 4頁

【見出し】盛大に開園祝賀スタジオパーク「琉球の風」 浪漫を抱かせるスタジオパークドラマ撮影も順調にすすむ 【写真:主演俳優を交えてテープカット:1】特別イベントが披露されスタジオパークの開園を祝う 【写真:4】撮影には2000人のエキストラも出演

 開園披露祝賀会には、県内外から約二千五百人の来賓や主演俳優らを交えて「スタジオパーク琉球の風」のオープンセレモニーを挙行。その後、スタジオハークを公開。ハーク内では、この日の完工を祝して大里村大城の旗頭による道ズネーや多良間のクイチャー、平敷屋エイサー、残波大獅子太鼓、地元の芸能などの特別イベントが披露され、多彩なプログラムで賑わいを見せ、また、祝賀ムードも高まる一方で、ショッピング・レストランプラザ「ブラザビル」には観光土産品コーナーを設けて土産品を販売。人々の人気を集めていた。
 同プラザには「株式会社ユンタンザ」もショウルームを設置。先に紅芋を原料として開発した新商品・サーターアンダギー『泰期』を始めとして、紅芋そば、琉球の風オリジナルTシャツやタオルなどを販売。新商品の売り上げは順調の出足を見せ、関係者を喜ばせていました。

 浪漫を抱かせるスタジオパーク
  ドラマ撮影も順調にすすむ
 スタジオパーク内(約一万五千坪の敷地)には、明国との貿易拠点となった当時の那覇港や、冊封使一行の宿泊施設「天使館」、航海安全を祈願する「天妃宮」、中国から帰化した人々の住む久米村や久茂地川などの舞台が造られ、壮大にして本格的な大交易時代を再現。このセットを使用してのロケ撮影は、十月七日からスタート。撮影には、読谷村推進実行委員会スタッフの全面協力の下、内外から約二千人のエキストラが集って出演。ロケ地は連日、「琉球の風」一色に染り、初の大河ドラマの撮影に、出演エキストラらは緊張感を見せながらも、映画監督や撮影スタッフらの指示に従い一生懸命に演技に没頭。子供から婦人や老人まで、多くのエキストラがドラマ製作に協力していました。
 大交易時代に大志を抱きつつ、大海へ繰りだした琉球王国の先人達。彼らの偉大なる浪漫が、今、四百年の歳月を経て、再び甦ろうとしている。琉球王国の歴史が、NHK大河ドラマ「琉球の風」にのって全国放映される意義はとてつもなく大きい。

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 沖縄うみの園・スタジオパークは、読谷村の新たな観光名所として一躍脚光を浴び、そして、本村の活性化に繋がることでしょう。

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特別イベントが披露されスタジオパークの開園を祝う

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撮影には2000人のエキストラも出演

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