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1992年11月発行 広報よみたん / 10頁

【見出し】生涯スポーツ大賞に輝く 第一回生涯スポーツコンベンション沖縄92-楚辺区体育振興会 【写真:受賞を喜ぶ:池原区長:比嘉委員長】

 「第一回生涯スポーツコンベンション沖縄’92」(財・沖縄県公園スポーツ振興協会主催)が九月二十三日午後、浦添市民会館で催され、その記念すべき第一回大会で見事に楚辺区が大賞に輝きました。
 この大会は、スポーツ・レクリェーションに意欲的に取り組み成果を上げている地域、職場、個人を表彰するとともに、実践発表・研修を通して県民の暮らしの中にスポーツ・レクリェーションを楽しむ習慣を定着させ、潤いのある豊かな生活づくりを目的に開催されるもの。
 昭和五十八年を起点にいつでも、どこでも、だれでも、気軽に健康づくり--を合い言葉に「スポーツの生活化」を目指して活動してきた楚辺区体育振興会(比嘉順昌会長)と健康体力づくり推進委員会(比嘉豊次委員長)では、本大会への「地域の部」に応募。県内の各団体から多くの応募がある中、内容の豊かさ、実践年数、活動量などの論文審査が行なわれ、楚辺区と浦添市経塚が入賞し、大賞候補にノミネート。大賞の決定は九月二十三日の実践発表で競われることになった。
 浦添市民会館で行なわれた実践発表では、詰め掛けた約八百人の聴衆を前に、同区の健康体力づくり推進委員会の池原栄順事務局長が堂々と活動内容を発表。審査の結果「生涯スポーツのまち大賞」の栄冠は楚辺区に輝きました。
 栄えある大賞の受賞に、池原玄夫区長は「名誉ある賞を頂きとても喜んでいる。この受賞は、体育振興会や健康体力づくり推進委員会の日頃の活動の積み重ねが認められたもの。区民からも喜びや激励の声が多く寄せられ、区民の健康を考える意味でも受賞は大きな励みとなった。これを機会にして委員会を中心に子どもから老人まで自分にあった運動をし、色々な面で頑張って頂きたい」と激励。比嘉委員長は「昔は、普段の生活の中で健康を考える意識がなかったが、近年は社会的変化、高齢化時代に伴って健康レベル(持久力)が低下している。このことから、区民全体の健康・体力づくりをしようと運動がスタートした。区民全体を巻き込んでの運動は、おいそれとは出来ず、ゆっくり気長にやっていくことが重要。受賞を励みに今後とも、子どもや婦人、老人など、それぞれの段階(体力増強)、それぞれの層にあった運動を巾広く展開し、生涯にわたる『社会スポーツの振興』を目指したい」と抱負を語りました。
 記念すべき第一回大会で今回、楚辺区が受賞した「生涯スポーツ大賞」は、同区は勿論、村民の誇りであり、喜びでありましょう。
 楚辺区の快挙に、村民で大きな拍手を送りたい。

   スポーツ大賞(地域の部)
「 自治会単位で定期的に継続してスポーツ・レクリェーション活動および事業を行い、地域住民の健康体力づくりや地域の活性化などに何らかの成果をあげている地域」に贈られる賞

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