読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年11月発行 広報よみたん / 10頁

【見出し】暴力団を追放しよう 暴力団侵入阻止読谷村・嘉手納町総決起大会 【写真:500人余の人々が参加】

 「暴力団の侵入を阻止しよう!」と、九月十九日午後、古堅小学校グラウンドにおいて「暴力団侵入阻止読谷村・嘉手納町総決起大会」(読谷村・嘉手納地区防犯協会・嘉手納地区交通安全協会・嘉手納警察署主催)が催されました。
 これは、指定暴力団三代目旭流会大日本維新党が裁判所の強制執行を受けて宜野湾市の事務所を明け渡し、その後、本村の大木区に移転する動きがあることから、村民、町民の生命財産を守る立場から組織暴力団の抗争に抗議し、その活動拠点の追放を図り、安全な生活権の確保と人格権に基づき「暴力団のいない街づくり」を強力に推進するために村民、町民ぐるみの運動を展開しようとの目的で開催されたもの。
 会場となった古堅小学校には、村内外から約五百人余の人々が、「暴力団追放」などと書いたプラカードなどを持っての参加。大会では、主催者を代表して山内村長が「反杜会的な行為をする暴力団は許せない。村民、町民が安心して生活できるよう暴力団追放に立ち上がろう」と訴え、その後、渡慶次憲三嘉手納署長らが激励あいさつの後、大会宣言や大会スローガンを採択し、参加者全員で街頭パレードに移り、県道六号線を行進して大日本維新党前までパレードしたが、松田昌雄総裁は「我々は暴力団ではない」として大会決議文の受け取りを拒否。しばらくの間、押し問答が続く中、大日本維新党の街宣車二台が行き交うなど現場は一時騒然となりましたが、これといったトラブルはなく、行進団はシュプレヒコールを繰り返し、暴力団追放の気勢を上げていました。

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