読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年2月発行 広報よみたん / 10頁

【見出し】陶芸家の秀作を展示「93やちむん展」開幕 【写真:1】やちむん展 出展陶芸家 天久昭信(波平陶宛)松田米司(読谷山焼北窯)宮城正享(読谷山焼北窯)與那原正守(読谷山焼北窯)松田昌幸(残波焼)比嘉康雄(大当焼)宮川文英(英房)松田共司(読谷山焼北窯)糸数ホルヘ(瀬名波窯)徳里政宜(とくさと陶宛)玉田彰(青風窯)大宮育雄(真南風工房)新垣徳信(ハンザ窯)知念文吉(読谷山古堅窯)上江洲茂生(茂生窯)久場政一(南陶窯)相馬正和(陶眞窯)知花礼子(礼子窯)與宏文(呂雨弥工房與窯)金城明光(読谷山焼)国吉清尚(国吉清陶器工房)金城次郎(読谷壺屋焼)金城敏男(読谷壺屋焼)宮城須美子(宮陶房)玉元輝政(読谷山焼)大嶺實清(読谷山焼)島袋常秀(常秀陶器工房)山田和男 金城定昭(あき陶房)山田真萬(読谷山焼) 

 地域の伝統工芸振興の一環として村立美術館では毎年やちむん展を開催していますが、今年も新年の年頭に「’93読谷やちむん展」をオープン。一月十三日午前、多くの関係者が招かれる中、オープンセレモニーが行なわれました。
 テープカットに引き続き行なわれたセレモニーでは、岳原宜正教育長が「やちむんの村、読谷ならではのやちむん展。全県どこへ行ってもこういった素晴らしい展示会はないものと思う」とあいさつ。
また、出品者を代表して山田真萬氏は「毎年、大きな幕開けの企画としてやちむん展を開くのは嬉しくもあるが責任も重い。それぞれの作品の表現も違うところを観て頂きたい」と述べ、続いて山内徳信村長は「新年の華々しく重みのあるスタートとなった。出展をして下さった陶工の方々の協力で見事なやちむん展となった。県下、これだけの質量を誇るやちむん展はなく、観る人に感動と喜び、自信と夢を与えてくれている。読谷のムラづくりへの底力になるもの、村内外の多くの人々が観賞して頂きたい」と感謝を述べました。
 同展には、村内で活躍する陶芸家三十人が出展協力。その作品数は九十七点にもおよび、数々のやちむんの力作が美術館館内を飾っている。
 宮城元信館長では「美術館に多くの人々が足を運び、村内陶芸家の素晴らしい作品に接し、やちむん展を是非観賞してほしい」と呼び掛けていました。
 やちむん展は、三月二十八日までの間オープンされますので、多くの村民が観賞して頂きますよう、ご案内致します。

※表。やちむん展 出展陶芸家

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