読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年3月発行 広報よみたん / 5頁

【見出し】世界大会への出場を祝い盛大に激励会 【写真:日本ナショナルチームに選ばれた儀保信虎君】 【写真:多くの人が激励に駆けつけた】激励実行委員会

 第四回世界男子ジュニアソフトボール選手権大会へ出場する儀保信虎君の激励会では父親の儀保輝和氏(村議会議長)、母親ミネ子さんの親子三人が、訪れた関係者ら約二百五十人の大きな拍手に迎えられながら入場。激励会は高校生らによる三味線や琴、太鼓演奏を皮切りに幕を開けました。
 儀保君の激励会を主催した山内昌千代実行委員長は「山形国体での決勝進出の実績が高く評価され、日本代表選手としての快挙に県関係者も諸手をあげて喜び感動した。儀保君には勇気と自信、誇りを持って頑張ってほしい」とあいさつ。また、古堅宗明読谷村体育協会会長が激励を行うとともに、山内徳信村長をはじめ吉田正善県体育協会会長、伊佐永忠氏(県ソフトボール協会)、金城盛作読谷高校校長らが祝辞を述べ、舞台ステージにおいては、儀保君の快挙を称えるために父母の会を中心に琉舞や日舞など数々の余興を披露。また、山形国体の選手として活躍した本村出身の山内要、仲田正尚、我如古成(以上、読谷高校)や新垣毅(中部工業)らが紹介されると続々と花束が寄せられるなど、会場は華やかな雰囲気に包まれ賑わっていました。
 世界大会への出場に向け、儀保君は「外国人との試合は初めてなので勝負にこだわらず楽しんで試合をしてきます。僕のために県体協の方々や大勢のいろんな関係者の方々が激励に駆け付けて頂き光栄に思う。山内昌千代先生に勧められたのがキッカケで中学二年の時にソフトボールを初めたが、日本代表に選ばれてとても嬉しい」と感謝の言葉を述べ、また、儀保君の素質を見抜き、開花に導いた山内昌千代氏は「小学生時代から儀保君に目をかけていたが、彼が中学生になってソフト部への入部を勧めたが当初は入部を拒んでいた。ところが入部したら練習熱心で厳しい練習にも黙々とついてきた。中学時代は指名打者として活躍し、全国大会での優勝にも貢献してきた。くさらずにコツコツと粘り強く我慢してきた真筆な気持ちが基礎となり高校生になって投手として開花した。暖かな両親のもとで礼儀正しく育てられたことと、胸中に静かな闘志を秘め、目標を持って『やってやろう』というやる気が今日の儀保君をここまで成長させてきた。また、父母の会やコーチが一体となって部を育成してきたのが精神的な支えとなって今回の儀保信虎君の日本代表や多くの国体選手が誕生したものと思う。世界に向け子供たちが大きく羽撃いてほしい」と称えていました。

  激励実行委員会

●読谷村ソフトボール協会
●読谷高校ソフトボール父母の会
●翔の会
●読谷中学ソフトボール父母の会

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