読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年4月発行 広報よみたん / 7頁

【見出し】古堅小学校創立90周年を祝う「式典・祝賀会」を挙行 【写真:除幕式の後、吉田校長から古小90年の歴史が説明され、全児童が感動】 記念事業にとりくむ 時計台の除幕式に完成! 【写真:獅子舞に歓声がわき起こる】 式典・祝賀会にぎわう 【写真:祝賀会で教師も踊る:90周年を記念して全員で乾杯!】 

 明治三十五年に創立され、九十周年の長い歴史と輝かしい伝統を築いてきた古堅小学校で二月二十七日午前「時計台の除幕式」、午後「創立九十周年記念式典・祝賀会」が盛大に挙行されました。

   記念事業にとりくむ

 同校の九十周年事業への取り組みは「創立九十周年記念事業期成会」を発足させ、以後、期成会組織や役員などを選出して具体的に記念事業への取り組みを開始。事業は、二十一世紀への躍進を図り、百周年につなげることを目的として学校環境を整備美化するとともに各種の記念事業を行い、子どもたちがより緑と花の多い学園で効率的な学習が出来るよう『心豊かなたくましい人間』として育ち、明るく充実した学校生活を送らせることを趣意として実施。記念事業としては父母や教師、卒業生らの全面協力のもとに、
①岩石園
②記念植樹
③時計台
④農作業小屋
⑤教材(パーランクー)
⑥記念誌の発刊
⑦記念式典・祝賀会
などが計画されました。

   時計台の除幕式に歓声!

 時計台の「除幕式」のセレモニーには幼稚園児を含め教師や全生徒が出席の下、高らかにファンファーレが奏でられる中、時計台の幕が静かに降ろされると、緑樹に囲まれた美しいモニュメントが陽光に映え、そして”ドーン”と閃光花火が点火され、色とりどりの風船が空に舞い上がると、校庭には子供たちの大きな拍手と歓声が沸き起こった。
 除幕の後、時計台の前では六年生が真新しいパーランクーを手にして勇壮にエイサーを踊り、楚辺子ども会が獅子舞いを行うなどして、全校生徒で九十周年を祝いました。

   式典・祝賀会にぎわう

 また、午後五時からは体育館において父母や学校職員、多くの関係者らが出席する中、盛大に記念式典・祝賀会を挙行。式典では、吉田定信校長が謝意を述べるとともに「決意を新たに、古堅小学校の一層の躍進をはかって二十一世紀につなぎ、記念事業の暖かい贈り物は九十年の歴史を刻む記念の宝物として末永く大事にしたい」と表明し、記念事業期成会の西平朝吉会長は「学校においては記念事業の施設を有効に活用し、子供達の知・徳・体育に大きく貢献されるよう切望する」と式辞を述べました。
 式典では歴代校長や歴代PTA会長をはじめ功労者らの表彰が行なわれた後、山内徳信村長や知花治雄村議会副議長、岳原宜正教育長らが祝辞を述べ式典を終了。祝賀会では校区内の父母や学校職員、児童生徒らによる多くの余興がステージで披露され、賑やかに古堅小学校の創立九十周年を祝いました。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。