【見出し】内外に特産品をピーアール!! ユンタンザむらおこし物産展(読谷村商工会) 【写真:読谷村の観光と課題についてパネルディスカッション:各テナントは大勢の人出でにぎわう:舞いの天才児(金城真次君):歌姫山川真由美も熱唱】
村内外に読谷の物産をピーアールすることを目的に「第六回ユンタンザ物産展」(読谷村商工会主催)が三月二十七日・二十八日に残波岬いこいの広場で催され、村内外の大勢の人出で賑わいました。
本村の商工会は、ユニークなむらおこしで地域活性化事業を展開。昨年の三月十九日、株式会社ユンタンザを設立して本格的な活動を開始。五月十四日から十九日のダイナハでの物産展を契機に、九月には本村の特産物・紅いもを原料にしたアイスクリーム、ゼリーなどの新商品を開発。そして今年の一月二十三日、その活動の成果が高く評価され「琉球新報産業活動賞」を受賞。その結果、本土の大手スーパーチェーン店関係者からユンタンザむらおこし物産展の引き合いも続出。二月には香川県で、三月には横浜市での物産展を相次いで開催。県外での物産展は好評を得て成功を納めた。
また、東京、大阪など数ヶ所のデパートで物産展を開催することを既に決定。商工会では嬉しい悲鳴の中にも、対応出来るかどうか具体的な検討に入っている。
そのような中、地元で開催された「ユンタンザむらおこし物産展」の初日は、午後一時にオープンセレモニーが挙行され物産展が開幕。
いこいの広場ステージでは、物産展の一環として「本村の観光の課題と展望について」と題してシンポジウムを開き、小濱哲琉大助教授が基調講演。次いで友利隆博琉球新報中部支社長をコーディネーターに、小濱助教授を含め大城勝哲商工会会長、当山弘役場経済振興課長、田中進沖縄うみの園取締役事業本部運営部長、堤朗全国旅行業沖縄県支部長の六氏によってパネルディスカッションが行なわれ、
①観光面での村づくり、地域活性化へのこれまでの行政の動きについて。
②商工会は戦略として観光をどうとらえているか。
③スタジオパークができた経緯と読谷村をどうとらえているか。
④旅行業者から見た読谷村の魅力は。
⑤リゾートと地元の溝をどう埋めるのか。
⑥読谷の観光素材にどう付加価値を付けていくか。
をテーマに、それぞれのパネラーの立場から本村の観光の課題や展望などが討論されました。
会場には、各種テナントが建ち並び、伝統工芸品の読谷山花織や陶器類をはじめ、開発した紅いも新商品類に加え、和洋菓子、ガラス工芸品、泡盛、かまぼこ、観葉植物など、村内のありとあらゆる物産が一堂に集められ展示即売されるとあって、物産展のオープンとともに行楽客や親子連れが会場を訪れて特産品を買い求める姿も多く各テナントは大好評。
また、広場ステージでは連日にわたり多彩なイベントを企画。琉舞や民謡ショー、カラオケ大会にロックコンサート、仲田幸子一行の沖縄芝居などを披露し、「ユンタンザむらおこし物産展」に訪れた観衆を堪能していた。