読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年5月発行 広報よみたん / 13頁

【見出し】環境自治体会議全国集会in読谷村 あなたも全国の皆さんとともに参加してみませんか! 環境をテーマ (第一分科会南北問題と環境保護)(第二分科会ローカルアジェンダ21(二一世紀に向けた環境行動計画))(第三分科会環境と平和) 【写真:清流のある長田川上流部:マングローブが自生し緑が甦った比謝川】 環境自治体会議 ▼平成五年五月二七~二九日(読谷村にて開催)オブザーバ参加者募集!

 地球環境は、それぞれの地球環境の集合体にほかならない。地球の川、海、森、動物、植物、土壌などは、すべて地域の生活者との関わりなくしては存在し得ない。こうした観点から全国の自治体の責任者、政策担当者をはじめ住民、自治体職員、議員等が一堂に会し「環境」をテーマに論議し、学び合い、政策立案への主体的な取り組みを始めることは極めて有意義なことであろうと思う。
 第二回目を迎える読谷集会では、沖縄が地理的に北と南の中間に位置することから東南アジアを含めた環境に係わる諸問題・諸課題を広い視点から取り上げるものとする。

  第一分科会
  南北問題と
   環境保護

 第二次大戦以降、世界の人口は二倍以上になり、世界の経済活動はおおよそ五倍にまで増大した結果、大規模な環境変化が起こっている。工業諸国では排出物が大気に、地表水や地下水に、陸上のゴミ処理場に集中することになり、発展途上国では都市の汚染、農業の拡張と更新率をはるかに超える樹木の伐採によって、天然森林が広範囲に激減し、土壌の侵食が広がっている。また、二酸化炭素、メタン、フロンなどの温室効果ガスは、大気中に蓄積しつつあり、化石燃料の燃焼と森林の伐採は、自然の持つ回収率を超える値にまで二酸化炭素の排出量を増やしている。これらの実情と解決への取り組み状況を知り、今後の対応を考えてみたい。

  第二分科会
  ローカルアジェンダ21
  (二一世紀へ向けた環境行動計画)

 「ローカルアジェンダ21」は、地球環境のために自治体ができる環境施策の一つ一つを世界規模で推進することを目標に、自治体あるいは地域団体等で環境改善・保護という観点で実際に取り組んでいる事業あるいは運動の実例に学び、こうした対策を総合化した地域社会のあり方を考えることをテーマとしている。

  第三分科会
  環境と平和

 ひとたび戦争が起これば、環境の保全、人間の生命、生活文化などはすべて失われ、その地域の人々はことごとく犠牲を被る。世界の国々とそこに住む人々は、環境の保全のためにも平和の維持に努めなければならない。
 沖縄県は、県土に占める米軍基地の割合が高く、今日なお、戦後処理問題で苦悩しているところである。
こうした観点から、平和・基地・演習と環境について考えてみたい。

五月は赤十字月間
赤十字に
  ご協力を
 毎年五月は『赤十字社員増強運動月間』として広く県民に赤十字に対する理解を深め、赤十字活動への支援とご協力をお願いする月間です。
 世界各国で災害や紛争により、飢餓、傷病、貧困に苦しむ人々の救援を行なう国際救護活動など、赤十字は常に人道、博愛を基本理念に中立、公平な立場で世界の平和と人々の幸福のための活動を展開しています。
 このような赤十字事業に賛同し、村民皆で協力してまいりましょう。

環境自治体会議
▼平成五年五月二七~二九日
 (読谷村にて開催)
オブザーバー参加者募集!
【問い合わせ先】
   読谷村役場環境自治体会議事務局

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