復帰の内実を問う「5・15平和行進」が十一日に那覇、名護を起点にスタート。平和行進団は十二日の午後には本村に到着。本村では、行進団二百五十人余を長浜区で出迎えると共に、村内各団体も加わり村社会福祉センターまでの道程を行進。行進団はこの日の夕には同センターに宿泊し、学習・交流が深められた。
翌朝、福祉センター前では出発式が行なわれ、平和行進団を前に、激励に訪れた山内村長は「平和への闘いは正念場を迎え、後退は許されない。日本国憲法の精神に基づき、一歩一歩、力強く平和に向かって突き進み、頑張ってほしい」とあいさつ。これに応え、本土代表団からは「基地のない沖縄を求め、世界の平和に向かって精一杯頑張っていきたい」と決意表明。その後、行進団はガンバロー三唱で気勢をあげ元気に福祉センターを出発し、村内を行進して次の宿泊地・北谷町へと向かいました。行進の途中、行進団は米軍基地(楚辺通信所、トリイステーション)前では基地撤去のシュプレヒコールを展開し、基地のない平和な沖縄を訴えました。