本格的な海のシーズン到来に備え、村営残波ビーチで本番さながらの「海洋レジャー事故対策訓練」が実施されました。
これは、沿岸海域における海洋レジャー「事故に対する救助体制の充実強化及び事故防止意識の高揚を図ることを目的に第十一管区海上保安本部と恩納・読谷地区海難救助連絡協議会とが連携して実施したもの。(七月十三日午後)
訓練には、第十一管区海上保安本部の巡視船もとぶをはじめ、高速警備救難艇一隻、潜水支援艇一隻、那覇航空基地からヘリコプター一機、読谷村消防本部の救助艇や救急車を配備。また、残波ビーチ管理スタッフらも加わって水上オートバイ、ガラスボートを配備するなど、総勢八十人余が参加する大がかりな海難事故救助の体制がとられた。
訓練は①ビーチ遊泳者が溺れ行方不明。②ドラゴンボートとウィンドサーフィンが接触しけが人が出るなどの事故発生。③ボートの座礁など、数種類の事故を想定したシナリオの下に訓練を開始。救助隊員らは、事故発生とともに海中捜索~人口呼吸や応急手当~救急車への移送など懸命な救助活動を展開。また、ボートが座礁したことを想定した訓練では海上保安本部のレスキュー隊が、ヘリコプターからロープを伝いボートに降下、遭難者を吊り上げて救助する場面も繰り広げられ、ビーチの遊泳客らは、大がかりな救助訓練に驚いている様子だった。