読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年8月発行 広報よみたん / 7頁

【見出し】福祉チャリティー公演の収益金40万円を寄付

 「福祉の為に役立てて下さい」と城間和子(具志川市)、知花盛雄、仲宗根良一(宇座区)、山内徳雄(宇座区長)の四氏が六月十四日午後、役場を訪れ、山内徳信村長に金四〇万円を託しました。
 これは、「語やびら島唄・城間和子と知花盛雄チャリティー共演リサイタル」と銘打って開かれた福祉チャリティー公演(五月十六日・嘉手納町民会館)の収益金の一部、四〇万円を社会福祉(社協)に寄付したもの。
 チャリティー公演の企画は、この程「第四回新唄大賞」(ラジオ沖縄主催)で、知花盛雄氏が作曲し、城間和子さんが歌った『無情ぬ別り』が新唄大賞を受賞。その受賞を契機として今回、チャリティー共演リサイタルを開催。リサイタル公演では会場を埋め尽くした観衆を前に舞踊や民謡、歌劇・伊江島ハンドー小など十七演目が披露され、訪れた人々は感銘を受け公演は成功を収めたと言う。
 寄付の贈呈にあたって知花氏らは「私達の公演は、相互理解の精神(ユイーマール精神)に基づき、自分達の持っている技術や明朗な福祉社会の建設と地域文化の発展に寄与すること。どうぞ福祉のために役立てて下さい」と贈呈。また、高額の寄付を受けた山内村長は「こういう方々が地域で福祉に携わっているのは素晴らしく心強い。今後も福祉についてのご協力をお願いし、更に頑張って頂きたい」と感謝を述べました。
 なお、知花氏はこれまで「福祉の友ふるさと」の代表として過去四回のチャリティー公演を実施し、その都度、福祉への寄付を継続。氏の福祉活動に寄せる深い相互扶助の精神は、多くの村民から感謝されています。

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