読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年9月発行 広報よみたん / 3頁

北の国(北海道池田町)と児童生徒交流

 交流を続けて十二年、今年も北海道池田町からの児童生徒(生徒十四人・引率三人)が本村を訪れ、「第十二回池田町・読谷村児童生徒交流会」が催されました。
 八月三日~八日(五泊六日)の日程で訪れた池田町児童生徒交流団(房州滋郷団長・河合小学校校長)は三日に沖縄入りして読谷へ交流団を迎えた初日、本村では総合福祉センターにおいて池田の児童生徒を預かる民泊家庭の児童生徒やその父母らとの対面式を行った後に「歓迎式」を催し、民泊を受け持つ”読谷のお母さん”の手作り沖縄料理を囲んで池田と読谷のパートナー同士が仲良く夕食を済ませた。
 歓迎会での席上、山内村長は「北と南の人生の出会いを大切にし、沖縄の太陽のエネルギーを身体いっぱいに受けて帰って下さい。お互い(池田町と読谷村)の意気が合って文化の交流が始まった。交流・体験を通して人生最初の出会いを、楽しく有意義なものにしてほしい」と歓迎の言葉が述べられ、その後ステージでは、歓迎の琉球舞踊とともに、相互の児童生徒らによる伝統芸能交流が行なわれ、芸能交流では池田町が「かさ踊り」を、本村からは「エイサー」を披露するなど、初日の歓迎会は和やかに交流が深められた。
 歓迎式の場で、池田町の房州団長は「素晴らしい舞踊を見せていただきまだ感動の波がひかない。沖縄料理もおいしく感謝・感激であります。池田の『若きコロンブス達』に沖縄の歴史ある文化を体験・研究させ、夢と希望を与えて頂きたい」とお礼が述べられた。
 双方の交流は、民泊で寝食を共にしながら村内視察や県内視察、ショッピングや海水浴などに興じる一方で、沖縄の歴史(村長講話)を学び、読谷の文化に触れるなど、夏の池田町・読谷村児童交流は、双方の児童生徒らに友情と楽しい想い出を育んだ。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。