夏休みのひとときをOA機器のワープロを駆使してみませんか-と楚辺区文化部(比嘉進部長)では「ワープロ教室」を開設し、区民にワープロ知識を広めた。
八月九日から十四日までの日程で開校したワープロ教室はA・B・Cの三コースに分け、小・中・高校生や一般の区民を対象に巾広い受講生の募集が行なわれた。その結果、定員四十五人(各コース十五人)に対して四十四人の受講生が応募。受講生の中には小学生や専業主婦らも多く、関心の高さが伺えた。また、開校に当っては専門学校・日経ビジネスエ学院(島袋永伸学院長)がOA機器十八台に加え、玉那覇みのり講師と上地洋子講師らを専任講師として派遣するなどして全面協力。授業は、午後一時過ぎから八時過ぎまで各コース別に実施され、受講生らは初めて触れるワープロ機器に、当初は四苦八苦しながらも講師の説明や参考テキストを基に懸命に学習を行い、ワープロ操作の基礎・応用・実用などの知識を身につけ、そして、最終日には受講生らに同学院から「履修証書」の認定証が授与された。
ワープロ教室を初めて開設した比嘉部長は「以前(三年前)から子供達を中心とした『ワープロ教室』を地域の公民館で開きたいという希望を持っていたが、今回初めて工学院の協力と公民館のバックアップで実現することが出来ました」と語り、また、OA機器の提供から講師の派遣まで協力した島袋学院長は「ワープロを習いたいという人は大勢いるが、限られた時間にその場所(専門学校)に行かなければ学ぶことが出来ない。学院が夏休みに入り、地域活動の一環として、また、ワープロを教えながら社会人教育に協力しようと思い、スケジュールが噛み合って今回こういう形になりました」と語り、「地域からの要望があればスケジュールと照らし合わせ、今後とも協力をしていきたい」と述べていた。