『ハイタイ、いかがお過ごしですか。お年寄り一人ひとりが国の宝であり、財産です。いつまでもお元気で長生きして下さい』とJA農協婦人部(比嘉好子部長・会員四百七十人)では九月八日午前に比嘉部長らが役場を訪れ、山内村長に婦人部の真心を書き記したメッセージを添えた手作りのティッシュケース五十二個を、ティッシュの中身入りで手渡した。
敬老の日を前に、JA農協婦人部ではこれまでにも村内の独り暮し老人に対して毎年、手作り健康味噌をプレゼントするなどして喜ばれているが、今年は趣向を懲らして従来の味噌に代わり、和紙工芸のティッシュケースづくりに取り組んだ。ケース作りは各支部長らが担い、八月中旬から製作を開始したと言う。
贈呈に当たって比嘉部長は「平成元年から村内の独り暮しの老人の方々にお味噌を差し上げてきましたが、今年は趣を変えてティッシュケースを作りました」と語り、また、ケース作りを思いついたことに関し「薬箱や宝石箱、部屋のインテリアなどの多目的に利用でき、お年寄りの気持ちも明るく健やかになるんじゃないかと思って明るい色柄のティッシュケースにしました。今後とも在宅福祉に目を向け、真心をこめて福祉に尽くしたい」と話していた。
これに応え、山内村長は「敬老の日に先立ち、JA農協婦人部の方々の心のこもったティッシュケースを独り暮しの老人にプレゼントしてもらい、お年寄りに代わり心から感謝します」とお礼を述べられた。
贈呈されたティッシュケースは色とりどりの和紙を使ってカラフルな模様に仕上げられ、ティッシュの他にも小物類が収蔵できるよう引き出し式に作られ、多様に利用できるように工夫されていた JA農協婦人部の作った真心宅配便は、社協を通じて村内のお年寄りに届けられました。