読谷村商工会婦人部(平良喜代子部長)が設立十周年を迎えたことから、同部では記念事業として十月九日夕、「チャリティー芸能フェスティバル」を村総合福祉センターにおいて催した。
芸能フェスティバルには、村内全ての琉舞研究所が全面協力。会場には、開演前から大勢の観客が詰め掛け、立見席ができる程に超満員の人々で埋め尽くされる中、ステージでは、古典音楽関係者による「幕開け」演奏に続き、平良婦人部長が主催者を代表してあいさつ。平良部長は「商工会婦人部が十周年を迎え、記念事業として何か事業を行おうと企画し、広く琉舞や芸能の普及を図り、チャリティーとして収益金を社会福祉へ還元しようと芸能フェスティバルを催した。協力関係者に感謝します」とお礼が述べられた後、華やかな芸能の舞台が次々に展開された。
踊り手には、村内の七琉舞研究所(新垣満子、宮里初子、中川鈴子、津覇澄子、上地美津子、稲嶺末子、中村幸子)の三歳児の幼児から小、中、高校生や大人まで、総勢二百二十人余が総出演して多彩な琉球舞踊を披露。また、フェスティバルでは「大正琴演奏」や渡慶次の勇壮な「獅子舞」、文部大臣賞を受賞し、日本一に輝いた読谷高校ダンス部の華麗な「創作ダンス」の演技も披露され、満員の観衆を魅了した。
なお、チャリティー収益金の贈呈式は舞台発表の途中に行われ、平良部長から村社会福祉協議会会長の山内徳信村長に二十三万九千円が手渡されました。