二二〇年の伝統を誇る”獅子舞”を継承しよう-と渡慶次区では九月十八日夕、同区の公民館で「渡慶次獅子舞クラブ」(玉城安徳会長)を結成した。
今や、同区のシンボルとなっている獅子舞は、かつては集落の象徴、魔よけの神として区民に親しまれ、村芝居や十五夜などの行事たびごとの度毎に登場。その歴史は古く、約二二〇年の伝統を持つという。
獅子舞クラブは「受け継ごう郷・土の文化、築き上げよう獅子舞の里」を合い言葉に今回、小・中・高校生で結成されたもの。
公民館では、クラブ結成と同時に「獅子舞発表会」を披露。会場では小学生の可愛らしい舞いや中・高校生の力強い舞いが、詰め掛けた百人余の区民を感激させ、盛んな拍手を浴びていた。
八年前から獅子舞の指導を続け、クラブ結成にこぎつけた玉城会長は「獅子は子供達には操れないと思っていたが練習すればできる。みんなで発表できて嬉しく、今後も伝統を基にいろんな獅子舞を踊り、獅子舞の里・渡慶次を目指して頑張りたい」と述べた。