読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年12月発行 広報よみたん / 8頁

【見出し】第19回読谷まつり 

 いにしえより継承された華麗なる芸能祭-。泰期ははばたいた、今、読谷の自立を求めて-をキャッチフレーズに開催された読谷まつりは、六日の午後三時にテープカットのセレモニーが行われ、渡慶次小学校のマーチングバンドを先頭に、まつり実行委員会の代表らが入場して開幕。オープニングは小学校の集団演技でまつりがスタート。ステージでは文部大臣賞を受賞し、日本一に輝いた読谷高校ダンス部の華麗な創作ダンスの演技や大極拳など数々のプログラムが展開される中、初日のまつりのメインは、村民三百人が流派を超えて奏でる琉球の交響詩『赤犬子琉球古典音楽大演奏会』。三味線の始祖・赤犬子を迎えた舞台では古典音楽の大演奏に加え、優雅な琉球芸能が多彩に繰り広げられ、訪れた観衆を魅了。
 また、二日目は進貢船の巨大な勇姿がおりなす歴史ロマンを秘めた「創作・進貢船」の一大スペクタルが観衆の目前で演出されると、人々は感動と歓喜の渦に包まれていた。
 まつりには、児童生徒を始め、青年、婦人、老人会や各種団体、琉舞道場など、多くの村民が様々な演技に総出演してまつりを盛り上げる一方、「第十九回読谷まつり」会場は、万人の人々の熱気で包まれ賑わった。
 また、今年のまつりには山内村長の二度に渡る訪米と、楚辺青年会の「まつり・inハワイ」での交流をきっかけに、読谷まつりに招待されたハワイ移民の県人会の方々三十二人、村人会の方々四十九人が読谷を訪れ、故郷の雄大なまつりを満喫し、感動に涙していた。

※写真

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