気の合う仲間が集まって結成された”ルネッサンス倶楽部”(山内浩代表、会員三十人)が空缶集めのボランティア活動に乗り出しました。
同倶楽部は、スポーツや趣味などを同じくする仲間同士が定期的に集まり、活動するグループ。 そのグループが常日頃、会合の場で話題となったのが「僕らで地域に貢献できるものが何かないだろうか-」というボランティア精神であった。
そのようなおり、『スチール缶回収に奨励金-読谷村が県内で初』の新聞報道を目にした部員が、「これならグループでもすぐに出来る」と話し合いが持たれ、これをきっかけに八月から早速ルネッサンス倶楽部員らの空缶集めが始められた。
収集作業には、家族で協力し合いながら、それぞれの家庭で飲料し、空になった空缶(スチール缶、アルミ缶)を分別しての収集。こうして集められた空缶類は、「読谷かりゆし学園」(宮里弘園長)へと寄贈され、かりゆし学園の法人化に向けた資金造成に役立てられることになった。
八月から九月にかけ、同倶楽部がこれまで寄贈した空缶は、アルミ缶二二七、七㎏、スチール缶一五八、五㎏となり、金額にして一万五千三百四十七円。
このような善意に、宮里園長は『リサイクル運動の一環として、空缶、空瓶などの回収を始めたが、これが又、大変な仕事で私達だけの力ではとうてい成し遂げられないと実感していたところ、ルネッサンス倶楽部の皆様や、そのご家族の心温まるご協力に頑張ることができます』とお礼が述べられた。
また、ボランティア活動としての空缶収集を計画した山内代表は「グループ全員で力を合わせ、継続した活動を行い、今後とも福祉関係に協力していきたい」と意欲を見せていた。