一九九四年の年頭にあたり読谷村議会を代表して謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
「村民の皆様、あけましておめでとうございます」
一九九三年は、年の初めからNHKの大河ドラマ「琉球の風」の全国放映で沖縄が全国に紹介され、エキストラとして出演なされた皆様は、ブラウン管に自分の姿をみつけるのに心を躍らせた事でしょう。
「琉球の風」のロケ地の吾が読谷村は、まさに順風満帆で、数々の快挙、成果がありました。
商工会に於いては、これまでの活動が認められ、「琉球新報産業活動賞」を受賞するという成果がありました。
高校生や中学生の活躍もめざましいものがありました。読谷高校のダンスクラブの文部大臣賞受賞や、俳句で優秀賞受賞と文化面での活躍や、読谷中学の新垣琢也君の柔道日本一という快挙。古堅中学マーチングバンドの沖縄代表と次代を担っていく彼らの活躍をみると、吾が読谷村の将来は洋々たる思いで期待が出来ます。
第三次沖縄振興開発計画の初年度として、本村懸案の読谷飛行場の問題を沖縄県知事と共に村長、議長がアメリカの要人に直訴にまいりましたが、その時の要請の成果が徐々にではありますが出てまいりました。特に知事の招聘で、数人の要人が、沖縄の基地問題を視察に訪れて、読谷飛行場も視察をしております。
二十一世紀を展望した吾がムラは、読谷飛行場の問題解決を図らない限り、素晴らしい後輩達に託せません。これからも村民の皆様のご支援を仰ぎ、パラシュート降下訓練場の撤去を目指して、本村議会も「基地関係調査特別委員会」を中心にして頑張って参りたいと思います。
読谷飛行場の問題解決と、同地域の有効利用を進めていくべく、村民の皆様の益々のご協力、ご指導をお願い致します。
この様に、吾が読谷村の将来は、新春の陽光のごとく清々しく、希望に満ち満ちた感が致して居ります。
村民の皆様の叱咤激励を、これからも私ども議会にお寄せ戴きます様お願い申し上げ、年頭のご挨拶と致します。
謹賀新年
読谷村議会
議 長 儀 保 輝 和
副 議 長 知 花 治 雄
議 員 比 嘉 光 義
〃 盛 島 秀 貞
〃 比 嘉 蕃 信
〃 島 袋 勝 盛
〃 仲宗根 盛 敏
〃 佐久間 盛 夫
〃 比 嘉 秀 哲
〃 知 花 勝
〃 山 城 正 輝
〃 松 田 政 弘
〃 比 嘉 光 雄
〃 屋 良 政 信
〃 与那覇 真 一
〃 当 山 真 市
〃 新 垣 昇
〃 松 田 光 政
〃 池 原 傳 雄
〃 当 山 弘
〃 伊 波 盛 永
〃 山 内 昌 治
事務局長 屋 宜 光 正