読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年1月発行 広報よみたん / 5頁

【見出し】婦人芸能のつどい 多彩な舞い観衆を魅了

 伝統芸能の良さを認識し、婦人の持つ特技を発表しよう-と、読谷村婦人連合会の「第七回演芸のつどい」(安田菊子会長主催)が十一月二十八日、村福祉センターにて昼・夜の二部にわあって盛大に催され、会場は訪れた延べ千五百人余の観衆で膨れ、婦人らの熱気に包まれて賑わった。
 立見席ができる程に超満員の会場では、村内二十字から出演した二百人余の婦人らがあでやかな衣装に身を包み、琉舞や民謡、現代悲歌劇などに多彩な演技を披露。訪れた多くの観衆は、婦人らの素晴らしい演技の数々に感動し、華やかで見事なステージに、惜しみない拍手を送っていた。
 また、幕間に主催者を代表してあいさつに立った安田会長は「婦人会活動を地域の末端まで浸透させ、会員相互の親睦と団結、明日への活力を培うと共に郷土の伝統芸能の良さを理解し、地域婦人会自ら、地域文化のはぅ展につなげよう」と述べていた。

     収益金を福祉に寄付

 安田会長では「演芸のつどい」での収益の一部を寄付するために十二月六日午前、安田会長と会計の島袋和枝さんが村社会福祉協議会を訪ね、新垣喜一常務理事に五万円を託しました。
 寄付の贈呈にあたって安田会長は「演芸のつどいには末端の会員も出演して盛会を極め、会員は涙を流して喜んでいました」と話し、「婦人会のつどいの趣旨を生かし、社会福祉活動に役立てて頂きたい」と寄付を手渡し、これに、新垣常務は「婦人会の演芸は好評で、いちばん嬉しい行事である。収益の一部を社協に寄付して頂き、婦人会の福祉に対する理解に感謝し、有効に使わせて頂きます」とお礼を述べた。

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