平成三年~四年の二年次にわたり沖縄県教育委員会と読谷村教育委員会から”体育研究校の指定”を受け、研究実践を進めてきた読谷中学校(塩川玄祥校長)が、この程、文部省等主催の「全国学校体育研究大会」(十一月十一日、山梨県)にて全国表彰を受けました。
表彰に輝いた読谷中学は、「生徒が意欲的に取り組む学習態度を育てる」ことを研究主題に、心身ともにたくましい生徒の育成を目指し、体育の授業を通して運動の楽しさや喜びを味わいながら、運動技能を高めるとともに、最後までやり抜く強い意志を育てることに努め、生徒の能力・適性等に応じた個性を生かす学習指導に焦点を当てて研究に取り組んできた。
その成果が昨年大きく開花し、同校では先の県内スポーツ大会や九州大会、全国大会に出場。野球やソフトボール男子、女子硬式テニス、陸上、柔道(男女団体・個人戦)などの競技種目で大活躍。特に柔道では日本一の選手を輩出するなど、目覚ましい活躍を見た。一つの学校でこれだけの成果を挙げたのは本村でも前例がなく、歴史的な快挙を達成した読谷中学に、多くの村民から賛辞が送られた。
このような優秀な成績に加え、”学校の体育活動に優れ、教育実践に尽力され功績があった”として学校表彰を受けた同校の塩川校長は、受賞の喜びを「文武両道という言葉があるように、子供たちの健全な肉体に健全な心が宿っている。今後も、読中の歴史と伝統を継続しながら、更に、スポーツと学習が両立出来るような子供育成を目指した活動を進めていきたい」と述べた。