暮らしの中に焼き物を-テーマに「第十三回読谷山焼陶器市」が十二月十七日~十九日の日程でやちむんの里にて開かれました・
陶器市は、やちむんの里に窯を構える「読谷山窯」の金城明光、玉元輝政、山田真萬、大嶺実清の四氏に加え、「北窯」の松田米司、共司、宮城正享、与那原正守の四氏、八人が製作した約一万点余の陶器類が出展・即売され、市は初日のオープンと同時に村内外から訪れた大勢の人々で賑わった。
販売される陶器類には、皿やマカイ、湯飲み、きゅうす、コーヒーカップなどの生活用品類を中心に、壺や花瓶などの装飾品まで、数種類に及ぶ陶器が所狭しに屋外に並べられて、訪れた人々は、市価の二、三割引で販売される陶器の数々を、嬉しそうに買い求めていた。
窯出しにも大わらわ
また、市が開かれる前の十五日には、県内最大を誇る登り窯・北窯での窯出しが行われ、陶工らが忙しそうに市の準備をする姿が見られ、焼き上がった陶器を一つびとつ丁寧に取り出していた。
今回で二回目の市となる北窯の陶工は「一回目に比べ、今回はスケジュール通りに制作することができた」と語り、「窯場での即売会の面白さ、まつり(市)の醍醐味として超特価の掘り出し物も多く揃えた。やちむんの好きな人達にも陶器市の楽しさを味わって頂けるものと思う」と話していた。