読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年2月発行 広報よみたん / 12頁

【見出し】郷土料理に仲良く下鼓-北海道・読谷婦人交流-

 北海道十勝東部四町の婦人研修団が昨年十一月二十七日に来村し、村内の生活改善グループ(安次嶺朝子会長)とJA農協婦人部(比嘉好子部長)の婦人らとの交流が深められました。
 交流団の一行は、白木艶子さんを団長に、北海道の幕別・池田・豊頃・浦幌の四町から十五人が来村。この日の午前には村中央公民館講座室において一行を出迎え、歓迎会を催しました。
 歓迎会の後、一行は村内の花織工房をはじめ、共販センター、やちむんの里、座喜味城跡、美術館、歴史民俗資料館、残波岬、チビチリガマなどを視察。その後は農村婦人の家にて交流会を開きました。
 交流会では双方の郷土料理の紹介が行われ、本村から「紅芋菓子」や「昆布料理」の調理方法を、また、北海道からは鮭に白味噌を和え、野菜をふんだんに使って鉄板で焼きあげる「ちゃんちゃん焼き」という料理が紹介され、相互の郷土料理に仲良く舌鼓をうち、食後のひとときには「芭蕉布」や「てんさぐの花」の歌を歌い、「安里屋ゆんた」を踊ったりして、和やかな雰囲気の中、素晴らしい交流の輪が育まれました。
 研修団については、本村との交流がある池田町との関係から婦人の交流が初まり、今回で四回目の受け入れとなりました。
 一行が帰った後『心のこもった、濃くて深い、有意義な交流をしていただき、たいへん満足しております。これからも、これを契機に、末永いおつきあいをしていただきたい。(中略)この研修で得られた貴重な体験や交流は、これからの地域産業の振興や婦人団体の発展に生かしていきたい』旨、白木団長から「お礼状」が寄せられ、交流の成果を嬉しく思いました。
        上地洋子(読谷村)

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