聴覚障害者と健聴者が一致協力して新しい人形劇を創作している人形劇団「デフ・パペットシアターひとみ座」が十二月五日夕、村総合福祉センターにおいて”人形と仮面の劇”『さくらものがたり』(読谷村実行委員会・比嘉誠伸委員長主催)を公演。メルヘン的な演劇は、会場を訪れた約三百人余の親子に感動を与えていた。
この人形劇は桜の木が語る四つの季節の物語で、河童をはじめ、兎や鹿、熊、猿、猪など様々な動物が登場。焼き物の植木鉢や壺、皿、急須などの妙な楽器演奏でステージが開幕し、表現も豊かに踊りや手話を交えた演劇(人形・仮面。パントマイムなど)がはじまると、観る人々は、その不思議な人形と仮面の劇に見惚れていた。