読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年5月発行 広報よみたん / 11頁

【見出し】-高齢者ふれあい介助事業-いきいき笑顔(喜名区福寿会)

 いかにお年寄りに生きがいをもたせるか-を課題にして取り組まれ、始められた「高齢者ふれあい介助事業」。
 本村ではいち早く喜名区の「福寿会」(平成元年に結成)が誕生し活動を展開した。

 このような「福寿会」の積極的な活動は、在宅福祉を支える地域の取り組み方法として村内外への見本となり、お年寄りに大きな楽しみを与えている。
 そのような中、福寿会(新城朝昇会長)が今年で五年目を迎えたことから、同会では三月二十三日午後、「平成五年度・定期総会」を催した。
 総会には五十人余の会員をはじめ、ボランティアらが集う中、これまでの活動報告や決算報告などに加え、新年度の事業計画に新役員などを承認。新会長には初めて助成の渡嘉敷清子さんが選出され、渡嘉敷さんは「女性が会長になったからリキランサーと言われないように頑張る。会を長続きさせるために、公民館やボランティアが一体となって支えて下さい」と力強くあいさつ。また、同区の屋良政信村議は「みんなが集まって笑イ福ナチ語り合うことが健康にも良い。身体を大切にして長い人生を楽しく歩んで頂きたい」と激励した。
 総会終了後は、おいしいバフェ料理に舌鼓をうちながらも、全員が健康体操や誕生会を楽しむ一方で、舞台ではボランティアらが「かぎやで風」や「八重山鳩問節」 「国頭ジントーヨー」などの琉舞を、比嘉好子さん(JA農協婦人部部長)が愉快に「スーヤーのパーパー」の演舞を披露し、訪れたお年寄りらを笑いの渦に巻き込んでいた。
 また、比嘉さんはこの日、福寿会のみなさんへのプレゼントにと、手作りの「お手玉」や「紅芋蒸しまんじゅう」をそれぞれ七十個、昔の歌集五冊を贈った。

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