アジアで初という大規模な演劇祭「キジムナーフェスタ・国際児童青少年演劇フェスティバルおきなわ」(主管・中部広域市町村圏事務組合)が二月六日から十三日までの日程で開催され、海外十ヵ国から十七劇団、国内の三十劇団が参加し、中部十二市町村を舞台に素晴らしい演技の数々が披露されました。
キジムナーフェスタとは、中部広域市町村圏事務組合が三年に一度開く「国際児童青少年演劇フェスティバルおきなわ」 のことで、「キジムナーフェスタ」はその愛称。合い言葉は「チルドレン・アート・アイランドおきなわ」。そのねらいは、演劇を通して二十一世紀を担う子供たちを主役とし、歴史・地理的に国際性豊かな沖縄から文化を発進し、新たな創造を目指そうというもの。
本村での講演は十日~十二日の間、福祉センター(ホール、和室、研修室)や座喜味公民館で「人形劇」「影絵演劇」「腹話術」などの多種多彩な演技を展開。表現も豊かに芸術性の高い舞台は、訪れた多くの観衆を魅了し、観賞した人々に大きな感動を与えていた。
最終日の十三日は、地元沖縄の企画作品「マジュンアシバナ ひと・まつり・こどもたちへ・・・・・・」が沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)で上演され、中部市町村が誇る多彩な民俗芸能が披露され、本村からは、「座喜味棒保存会」と「渡慶次獅子舞クラブ」の二団体が出演し、国内外の演劇人が集う演劇の祭典のフィナーレを飾った。
演劇祭「キジムナーフェスタ・国際児童青少年演劇フェスティバルおきなわ」は初めて開かれる大事業なだけに、六日の開幕以来、通訳をはじめ劇団員の送迎や湯茶接待、会場の準備・後片付けなどに多くのボランティアが祭典支え成功に導いた。
本村では社会教育課、教育総務課、文化振興課、企画課の職員らがボランティアとして積極的に協力した。